二次検査について (再検査)
検査終了直後に医師から結果説明を行います。
当センターでは人間ドック・健康診断で異常が見られた方の、
二次検査(再検査や精密検査)をお受けしています。
検査結果をもとに、異常と診断された場合は、
必ず二次検査を受診しましょう。
当院で対応できない検査が必要な場合も
速やかに連携している他の医療に紹介を行います。
まずはお問い合わせください。
良くある質問
質問 | 回答 | |
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1 | 「要再検査」、「要精密検査」と書いてありますが、どうしたらよいですか? | 手遅れにならないためにも、早期の受診をお勧めします。 |
2 | 「要再検査」と「要精密検査」の違いは何ですか? | 要再検査:一時的な変動かどうかの確認のためにもう一度同じ検査が必要です。 要精密検査:治療が必要かどうかを確認するために、より詳しい検査が必要です。 |
3 | 「GOT(AST)」って何ですか? | 心臓・肝臓・筋肉・腎臓などのさまざまな臓器に存在する酵素です。これらの臓器が障害を受けると、この酵素が血液中に放出され、濃度が高くなります。 |
4 | 「GPT(ALT)」って何ですか? | GOTと同じように身体のさまざまな臓器に存在しますが、その含有量はGOTに比べると少量です。また、GPTは特に肝細胞の変化に敏感に反応しますので、GOTに比べてGPTが高い時は肝障害と考えられます。 |
5 | 「γ-GT」って何ですか? | 蛋白質を分離する酵素のひとつです。肝臓や胆道に病気があると高値を示しますが、アルコールの影響で高値になりやすく、アルコール摂取による肝機能障害の診断の指標となります。 |
6 | 「LDH(乳酸脱水素酵素)」って何ですか? | これは各種臓器に広く分布し、肝臓、心臓、腎臓などの臓器のほか、筋肉や血液にも多く存在します。これらの臓器や血液成分に障害があると高くなります。 |
7 | 「TP(総蛋白)」って何ですか? | 血液中にはアルブミンやグロブリンなどの蛋白があり、身体の働きに重要な役割を果たします。肝機能や腎機能の障害により、からだの代謝に異常があると、蛋白の合成や分解などが変動し、総蛋白も増減します。 |
8 | 「ALB(アルブミン)」って何ですか? | 血液中に一番たくさんある蛋白で、肝臓で合成されます。肝障害や腎障害の時に低下します。 |
9 | 「A/G(アルブミン/グロブリン比)」って何ですか? | 血清中のアルブミンとグロブリンの比を調べることで、血清蛋白の異常を知ることができます。ネフローゼ症候群や肝疾患、慢性感染症などで低くなります。 |
10 | 「HBs抗原」って何ですか? | 肝炎を引き起こすウイルスのひとつであるB型肝炎ウイルスに感染しているかどうかを調べます。肝炎ウイルスを保有しているウイルス保持者(キャリア)の場合と、急性または活動性の肝炎の場合とがあります。 |
11 | 「HBs抗体」って何ですか? | 過去にB型肝炎ウイルスに感染したことがあることを示します。この抗体が陽性でHBs抗原が陰性の時はB型ウイルスによる新たな感染の可能性は極めて低いです。 |
12 | 「総コレステロール(T-Cho)」って何ですか? | コレステロールは血液中に含まれる脂肪分のひとつで、細胞やホルモンを作るために必要な物質です。これが高いと動脈硬化が進行し、心筋梗塞や狭心症、脳梗塞などが起こり易くなります。 |
13 | 「中性脂肪(TG=トリグリセライド)」って何ですか? | 高カロリー食やアルコールの過飲などで過剰にとられたエネルギーは中性脂肪として貯蔵され、さらに増加すると皮下脂肪や肝臓に蓄えられます。これが高くなると、内臓脂肪を増やしたり脂肪肝の原因となります。 |
14 | 「HDL-C」って何ですか? | 動脈壁に付着したコレステロールを回収する働きがあるため善玉コレステロールと呼ばれます。これが高いと動脈硬化に予防的に働き、これが低いと動脈壁へのコレステロール沈着は増え動脈硬化を促進させます。 |
15 | 「LDL-C」って何ですか? | LDL(低比重リポ蛋白)はコレステロールを末梢細胞に運搬する働きがあります。血中のLDL-Cの増加は心筋梗塞や狭心症などの危険因子です。 |
16 | 「HbA1c(ヘモグロビンA1c)」って何ですか? | ブドウ糖にヘモグロビンが結合したものを、グリコヘモグロビンと言います。このブドウ糖は赤血球の寿命である約120日は安定するため、過去4~8週間の長期間の血糖がうまく調整されているかどうかを知るために役立ちます。 |
17 | 「尿酸(UA)」って何ですか? | 尿酸は身体の細胞の核にあるプリン体が壊れてできるものです。尿酸の合成や組織の破壊、腎臓での尿酸排泄の低下などで血中の尿酸濃度は高くなり、関節に沈着すると痛風を、腎臓に沈着すると腎障害を、慢性的に尿酸値が高いと動脈硬化を引き起こす危険性があります。 |
18 | 「ASLO(ASO)」って何ですか? | リウマチや腎炎の原因となる溶血性連鎖球菌の感染を受けているかを測定するものです。 |
19 | 「RA<定性>(リウマチ反応)」って何ですか? | 血液中の抗体であるリウマチ因子の測定をします。慢性関節リウマチの診断に用いられます。それ以外の自己免疫疾患、感染症、肝疾患でも陽性となることがあります。 |
20 | 「CRP(C反応性蛋白)」って何ですか? | 体内に炎症(リウマチ熱、細菌感染など)があると血液中に現れる蛋白質(C反応性蛋白)の量を測定するものです。急性の炎症があると高くなります。 |
21 | 「尿素窒素(BUN)」って何ですか? | 尿素窒素は蛋白が身体の中で分解されたときにできる老廃物で、これらは腎臓から尿中に排出されます。腎臓での排泄が低下すると、血液中の尿素窒素の濃度が高くなります。 |
22 | 「クレアチニン(CRN)」って何ですか? | クレアチニンは筋肉内にあるクレアチンの最終産物で、腎臓でろ過され、排泄されるため、尿素窒素と同様に腎機能の指標にされています。 |
23 | 「白血球数(WBC」)って何ですか? | 生体を細菌やウイルスから守る免疫に役立つ成分です。病原体が生体に入ると増加しますので、感染症で高くなります。骨髄(こつずい)の障害などでも異常値を示すことがあります。 |
24 | 「赤血球数(RBC)」って何ですか? | 体に酸素を運ぶ血球成分です。少ない場合は貧血や出血を、多い場合は多血症を疑います。 |
25 | 「血色素量(Hb:ヘモグロビン)」って何ですか? | 赤血球の中に含まれる酸素を運ぶ成分です。鉄分が不足したり、赤血球の中の色素を作る能力が減少した場合に低下します。 |
26 | 「ヘマトクリット(Ht)」って何ですか? | 血液は、固形成分の血球と液体成分の血漿(けっしょう)に大別でき、Ht値は、血液中の血球の割合を示します。貧血があると低下し、多血症のときは増加します。 |
27 | 「アミラーゼ(AMY)」って何ですか? | 膵臓や唾液腺(だえきせん)に含まれる消化酵素です。主にこれらの臓器の疾患で、血中や尿中にたくさん排出され、値が高くなります。 |
28 | 「尿酸値」って何ですか? | 血液の液体成分中(血清)における尿酸の濃度を表したものを血清尿酸値といいます。 尿酸とは、細胞中にある核酸の構成物質であるプリン体が、肝臓で分解されて生じる老廃物です。 |
29 | 「尿沈渣」って何ですか? | 尿の沈殿物を顕微鏡でみる検査で、「赤血球」「白血球」「上皮細胞」「円柱細胞」「異型細胞」「結晶成分」等の成分が増加していないかを調べます。 腎臓や尿路の病気だけでなく、全身の病気の手がかりを得るために行われるものです。 |